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2014年07月16日

●手段と目的

先日お打ち合わせをしたお客様のところで、「手段と目的を履き違えてはいけない」という話になりました。「目的」を達成するために「手段」があるのであって、その「手段」を用いる事が「目的」になってはいけないという話です。

ある目的に至るまでの手段がわかっていると、その手段を用いる事によって安心してしまい、そこで目的が止まってしまう事が多いんですね。それでは本末転倒というか、何のために手段を用いているのか分かりません。


もちろん、その手段を繰り返す事によって意識が高まり、最終的に目的への近道になるという事はあります。だから、手段が目的化してしまうのも完全には否定はしませんが、それでも「何のためにその手段を用いているのか」「最終目的は何なのか」を常に頭の中に描いて手段を用いないと、いつか本当の目的を見失ってしまいます。

手段は、目的に至るためのいくつかの道筋であり方法です。必要なものですけど、あくまで本来の目的地に到達するための通過点に過ぎません。だからこそ本来の目的をきちんと見据える事を忘れず、手段に振り回されないよう心得ておきたいですね。





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