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2014年04月22日

●起業希望者

今日の読売新聞に「起業希望者、バブル期の半分」という記事が載っていました。僕が起業したのは1994年ですが、この頃って結構まわりに起業家がたくさん居ました。まぁブームみたいなところもありましたけど、この頃って150万〜200万人くらいの起業希望者が居たみたいです。それが2012年段階では84万人になっています。ここ数年間は閉塞感が続いていますので、今はもっと少ないんじゃないでしょうか…?

「起業する」ってのはかなりのリスクを背負います。時代や環境に「熱」があればそんなのは関係ありませんが、時代に先行き不透明感があるとどうしても起業する心が萎えてしまいます。…かといって、政府が起業しやすい環境を整えるのもどうかなとは思います。本当に起業する決意を持った人というのはどういう環境でも出てきますし、「起業しやすくする環境」ではなくて「起業後も継続していきやすい環境」を支援すべきだと思います。


起業すること自体は簡単なんですよ。今はネットがありますから、パソコン1台だって商売を始められます。…でも、それを続けて行くのが大変なんですよね。以前にも書きましたが、起業した人の10年後存続率は5%です。10年を待たずに95%の会社が廃業しているんです。

起業家は増えて欲しいんですが、消えていなくなっていく姿はあまり見たくありません。そういう意味でも、むやみに起業を促すだけでなく、起業家を育成する事に主眼を置いて欲しいなと思います。(起業家も甘い夢だけを見ないようにしなければいけませんけどね。)





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