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2013年10月24日

●学びの大切さ

孔子の論語に「生而知之者、上也。学而知之者、次也。困而学之者、又其次也。困而不学、民斯為下矣」というものがあります。これは「生まれながらにしてこれを知る者は、上なり。学びてこれを知る者は、次なり。困しみてこれを学ぶ者は、又またその次なり。困しみて学ばざるは、民これを下となす」と読みます。

わかりやすく言うと、「生まれつき物の道理がわかる人は最上の人で、学んで知るのがその下。行き詰って学ぶのが更にその下で、学ぼうともしないのが最下位の人」という事です。


これは孔子の考える、人の優劣(資質)を表しています。そもそも人に優劣をつけるのはどうかという議論は置いときますが、要は「学びの大切さ」を説いているんだと思うんですよね。だいたい、生まれつき道理がわかる人なんていないと思うので、そういう人もどこかで学んではいると思うんですよ。ただ頭の回転が早くて、1を聞いて10を知る事ができるだけなんじゃないかと…。

そういう意味では「いかに学ぶか」って事じゃないでしょうか?何事にも好奇心を持って、とにかく自分の知識を増やそうと常に様々な事を学んでいる人が一番素晴らしい人で、困ってから学ぼうとする人もまだ学ぼうとするだけ偉い。でも、困っても何もしない(学ばない)ような人はダメって事ですね。

今は昔と違って、学ぼうと思えばどれだけでも学べる環境が整っています。著名な講師の授業を遠隔で受ける事だってできますし、それこそお金が無くたって学ぼうと思えば学べます。学びに対しての環境が与えられている、恵まれた時代だと思うんですよ。だからこそ「学ぶ」という行為を放棄せず、積極的に学んでいくべきだと思います。

何かあってから学ぶのもいいんですが、せっかくだからとにかく色々な事に興味を持って、好奇心を抱いていきたいですね。それがスタート地点だと思います。





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