トップ >> 想いを語るコラム >> ふね

2012年11月14日

●ふね

人生は航海によく例えられますが、まさにその通りだと思います。基本的には「自分という舟」を自分の考えで進めていきます。時には荒波にもまれたり、障害によって進めない事も出てくるでしょう。でも、その時に乗り合わせた仲間の助けによって乗り越えたり、違う進路を取ったりもします。

この舟っていうのが、時と場合によりいくつもあるんですよね。自分から進んで乗る場合もあれば、無理やり乗らされる場合もあります。長く乗り続ける舟もあれば、一瞬しか乗らない舟もあります。その時その時で一緒に乗る人は変わるし、ある舟でしか一緒にならない人もいれば、いつでもどこでも一緒になる人もいます。


舟は大きな節目でも変わりますし、時間単位でも違いが出ます。小学生の時の舟、高校の舟、サークルの舟、バイト先の舟、会社の舟、友達との舟、家族の舟…要はその時々のステージや集団とも言えますが、同じ方向を向いている限りそれは同じ舟に乗っているって事だと思うんですよね。

人生を永く生きれば生きるほど海はどんどん大きくなっていきますし、舟の数も増えていきます。行ける所(選択肢)も増えるし、助けてくれる人(仲間)も増えていきます。まぁそういうものが人生だとは思うんですが、僕は基本的に「一度同じ舟に乗った人」っていうのは忘れないですし、何かあった時には助けてあげたいと思っています。

何故ならば何億という人類の中で、ある1人の人と出会うのはすごく奇跡的な事だと思うんですよね。そこにはきっと何かの意味があるし、その「縁」は出会うべきして出会った「縁」だと思うんです。もちろん、自分から望んで得たものもあると思いますが、そう「思った」時点で出会うべき運命だったのかなとも思います。

それが自分にとってどういう「縁」であっても、それはその時の自分にとって必要なもののような気がします。その時は気が付かなくても、後になって必ず気付きます。同じ舟に乗る人っていうのは交わるべき人であり、何かしらの「意味」があるって事ですね。





この情報は役に立ちましたか?  

お役に立ちましたら「はい」をクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


<< 前の記事(やはり中身) 次の記事(柔らかさと豊かさ)>>

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.folksworks.com/blog.folksworks.com/mt/mt-tb.cgi/2418

コメントする