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2012年05月18日

●経験の質

人は「経験」を積む事で成長して行きます。何かを見る事もそうだし、何かを知る事もそう、何かを食べる事もそうです。全ては心(精神)と肉体(身体)の成長に繋がっているのです。

どんな経験も全て経験だし、今この瞬間も経験です。何も考えていないのも経験だし、一生懸命生きているのも経験です。…でも、経験には「濃度」があります。「密度」と言い換えてもいいかもしれませんが、例え同じ経験をしようともそれがその後に生きるかどうかはその人次第です。

では、その濃度の違いはどこから出るかというと…それはその人の「動機付け」であり「目的意識」です。これがあるかないかで、辿る道と辿り着く先が大きく変わります。


例えば大学に通う事もそう。大学に入る事が目的ではなく、大学に入って何がしたいかが重要になります。例えば英語を習う事もそう。英語を習う事が目的ではなく、習った英語で何がしたいのかが重要なのです。同じ経験をしても、辿り着く先を見据えているかどうかで、その経験の「濃度」は驚くほど変わるんですね。

何でも貪欲に吸収する好奇心旺盛の人は、自然と経験の密度も濃くなります。こういう人はいつでもどこでも学べるんですね。アンテナの立て方も違うし、意識の持ちようが違います。好奇心も無く、ただ見るだけ聞くだけの生活では得るものはほとんどありません。だからこそ「目的意識」が大事になるんです。

経験の質を変えるのは「好奇心」と「目的意識」です。自分が何を目指し、そのためにはどんな経験が必要なのかを把握する。そして様々な経験を積む中で、何か目標に繋がる経験を得る事が出来ないか貪欲に探す…これが出来れば経験の質が上がり、目的に早く達する事が出来るようになります。





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