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2011年10月07日

●偉人

スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられました。ITに関わりの無い人でも名前を知っているくらいの有名人ですが、この方は本当に時代に革命をもたらした人でした。

ジョブズ氏は元々自宅のガレージからスタートした起業家です。なので、世の起業家の憧れでもあり、お手本でした。特にその「精神」は見習う点が多かったですね。


特に2005年のスタンフォード大学の卒業式で述べたスピーチは、名演説として今も語り継がれています。

「17歳の時から33年間、毎朝鏡を見て自問自答している。今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定の事をしたいと思うだろうか。そして、答えがノーであることが何日も続けば、何かを変えるべきなんだ」

これは人生と正面から向き合わないとなかなか出ない言葉です。死と向き合い、人生は有限である事を強く意識していたからこそ、1分1秒を懸命に生きようとしていたんでしょうね。まさに起業家の鑑です。

そしてスピーチは「ハングリーであれ、愚かであれ」というメッセージで締めくくられます。「今」に満足せず常に何かを求め続ける事は大切だし、挑戦しては失敗するという愚かさを繰り返してもいいって事ですね。そうじゃないと、革命的な何かなんて生み出せないんだと思います。

コンピューター業界に革命を起こし、音楽業界や携帯電話にも革命を起こした。そして絶対に牙城を崩せないと思われていた巨人をも打ち負かそうとしている…これは氏が常にハングリーで愚かさを兼ね揃えていたからなんだと思います。氏がいなければきっと時代は次に進めなかった。最後の最後まで人生を生き抜いた氏のご冥福をお祈り致します。





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