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2011年08月18日

●グーテンベルク・ダイヤグラム

「グーテンベルク・ダイヤグラム」って知っていますか?これは「均一に配置された同質の情報を見る時の、視線の流れの一般的なパターンを表した図式」の事です。なんのこっちゃ…ですよね?

簡単に言うと、雑誌とかを読む時の視線の流れを表したものなんです。


グーテンベルク・ダイヤグラムでは、まず表示媒体を4つの区画に分けます。

1.左上:最初の視覚領域
2.右上:強い休閑領域
3.左下:弱い休閑領域
4.右下:終着領域

で、人は1から読み始め、2や3を経由しながら4に辿り着くという考え方です。要は「斜め読み」なんですが、左から右、上から下へ読み進むという当たり前の事を示しています。(縦書きの書物の場合にはこのまま当てはまりませんが、グーテンベルクは西洋人ですから横書きで考えられています。)

実はこれは、新聞や雑誌など出版物のデザインでは普通に考慮されているテクニックです。グーテンベルク・ダイヤグラムにより重要なコンテンツをどこに配置するか決めているんですね。…ではホームページではどうでしょうか?

ホームページでも基本的には似ていますが、ちょっとだけ違います。「Fパターン」に代表されるように左上は重要ですが、右下はそれほど重要では無いんですね。(ただしメインコンテンツ内だけでの話です。)こういったパターンを考慮して配色やデザインなどでの視覚的誘導も加え、最終的にどこに読み進んでもらったり、どこをクリックしてもらったりすればいいのかをわかりやすく誘導してあげる必要もあります。

雑誌とホームページでの一番の違いは、ページ単体での誘導とホームページ全体での誘導という違いです。ホームページの場合は最終誘導ページに導いてあげるのが最終目的であって、ページ内での誘導はそこに至るまでの道筋でしかないんですよね。もちろんどこをどのように経由するかも大事なことなんですけどね。

いずれにしても、文章をしっかりと読んでもらうという事が重要になります。そういう意味では一番大事なのはライティングであって、小手先のテクニックではありません。先ほどの「グーテンベルク・ダイヤグラム」とかもテクニックの一つとして覚えておく事は必要ですけど、文章に魅力があれば自然と読み進んでもらえますから、本当に反応を求めたいのであれば文章力を磨くのが一番の近道です。





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