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2011年03月15日

●違和感

今回の震災も前回の震災もそうですが、時間が経つにつれてどんどん犠牲者の数が増えていきます。見たくなかった現実が突きつけられている気がします。TVを見ていても心が痛むだけなので最近はなるべく見ないようにしていますが、これって決してTVの向こうだけの話じゃないと思うんですよね。

でも、自分の周りの生活は以前と少しも変わらない…普通に電気がつき、水道から水が出る。ガスも通っているし、食料にも困らない。普通の生活が行われているんです。一方、被災地では食料や水に困るどころか、寒い東北地方で暖も取れない人や眠る場所さえない人が居る…そしてそれをTVのこちら側で見ているだけしかできない自分が居る…ここにすごい違和感を覚えるんです。


じゃあ自分に何が出来るか…震災直後の今は直接手助けをしに行く事は出来ません。ライフラインも確保されていない中で、少人数の助けは逆に迷惑になる可能性が高いです。ボランティアか何かで直接助けに行く事は、もっとずっと先の話になると思います。

とりあえず出来る事といえば募金や支援物資の提供かなと思います。僕も取り急ぎYahooを通じて今の僕が行える範囲で相応の募金をしましたが、今はどこにも募金箱が置かれています。これからも見かけるたびに募金して行こうと思っていますが、少しの金額でも集まれば大きな力になります。そしてそれは必ず被災された人たちの力になると思います。

それと、僕たちにもうひとつ出来る事…それは「今」という一瞬を懸命に生きるという事です。以前にも書いた事がありますが、今というこの瞬間は、被災され亡くなられた人たちがどんなに生きたかった一瞬かわかりません。1日1日を無駄にせず、感謝して懸命に生きる事が、今回の震災で亡くなられた方の供養になるかもしれません。

今生きているだけでも「幸せである」という事をしっかりと理解し、一瞬一瞬を噛み締めて生きたいですね。





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