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2010年07月27日

●フェルミ推定

フェルミ推定って聞いた事ありませんか?マイクロソフトやグーグルの入試問題でよく使われるアレです。まぁ簡単に言うと、答えがわからない(又は存在しない)問題に対して、まず結論を考え、そのために必要なデータを洗い出し、仮定を立て推論する事で結論に導く方法です。エンリコ・フェルミというイタリアの物理学者が得意としていた事からこの名前がつきました。

何の事やら…って人もいると思うので、具体的な問題を何題が挙げてみます。

「シカゴにピアノの調律師は何人いるか?」
「1台の学校送迎バスの中にゴルフボールは何個入るか?」
「カラスは止まらずにどれくらい飛べるか?」
「砂浜に砂は何粒くらいあるか?」

このように明確な答えが用意できないものをフェルミ推定と言います。


では、これが何故入社試験などでよく使われるかというと、フェルミ推定の考え方によると思うんです。フェルミ推定ではまず仮定を設定する事から始まります。つまり、次々と起こる問題に対して様々な仮定(解決方法)を用意できるかどうかを見ているのです。

だからフェルミ推定で大切なのは、「いかに本当の答えに近いか」ではないんです。「いかにユニークな考え方ができるか」「いかに多くの仮定を用意できるか」どうかって事なんです。もちろん仮定だけではダメなんで、それを用いてきちんと結論を導き出さないといけないんですけどね…。

ビジネスも人生もそうなんですが、往々にしてたくさんの壁が立ちはだかります。もちろんそこには答えが無いものもあります。そういう時にどれだけの解決方法を見い出し、己の力で切り抜ける事ができるかどうか…そういうのが本当に大事だと思います。

言うなれば、フェルミ推定は人としての幅を見る問題だと思います。FolksWorksでも入社試験に用いようかな?^_^;





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