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2009年11月18日

●不変であり可変

先日ある飲み会の席で、非常に親しくして頂いているお客様からこんな事を言われました。「FolksWorksちょっと変わったよね。以前は、これはという事は折れない事が多かった…それが良かったんだけどね。最近はお客さんの言うがままになってない?」…と。

いや、基本的には変わってないはずなんですけどね…。^_^; 今でも「ここだけは」という譲れないポイントは強く主張します。お客様が嫌がるような事も、それが本当にお客様のためになると思えば率直にお伝えします。でも、重要じゃないポイントはなるべくお客様の要望を取り入れるようにしています。なぜならば、お客様満足度というのも重要だからです。


今回のご意見は弊社が最近した仕事(デザイン)を見ての事だったんですが、デザインでも何が重要で何が重要でないかというのは大事な視点です。そしてそれは媒体やターゲット層によって全く異なります。その結果、弊社の色が薄れる事もあるかもしれません。でもそれはそれでいいと思っています。何故ならば、それは「より良いもの」を追求した結果ですから…。

FolksWorksは基本的に変な会社です。会社の損得勘定では動かないからです。(経営者としては、それではダメなんですけどね…。)例え仕事が欲しい状況でも、お客様にとって費用対効果が薄いと感じればその旨伝えます。お客様の進む方向が間違っていると感じれば、一意見として率直にお伝えします。例え、嫌がられたとしてもです。

それゆえに決してお客様に媚びません。それがいいかどうかは別にして、その独立性が「本当に良いもの」を見極める目を磨き、「本当に良いもの」を提案できる力を養うと思っています。


…ただね、当然5年も事業をやっていますと変わった点も出てきていると思うんです。基本精神は変わりませんが、これまでたくさんの立派な経営者と交わる中で学んだ事も多いですし、考え方が変わった点はあると思います。…それと、起業時のギラギラした想いは、さすがに今は無いです。それが丸くなったという事かもしれませんが、それは良い化学変化なのではないかと思います。

有難い事にお客様も順調に増え続け、判断基準に「情」が入り込む事も多くなりました。ビジネスライクに動くにはなかなか難しい点も出てきつつありますが、これはこれでいいような気がしています。お客様と心地良い関係が築けていますから…。今後もお客様に感謝しつつ、変える点は変え、変えるべきでない点は変わらないように気をつけていきたいと思います。

PS.ちなみに今回このように言って頂けて、この方との関係がより深まったような感じがしました。なかなか居ませんよ、こんな風に言ってくれる人は…。

自分がわかっているつもりでも、まわりから見たら全然違っている事もあります。そのためには俯瞰的に、大局的にモノゴトを見る目が必要なんですけど、だいたい1点を目指して走り始めちゃうとまわりが見えなくなっちゃうんですよね…。なので、是非これからもどんどんご指摘下さい!Kさん、いつもありがとうございます。





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