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2009年08月07日

●目指すべき方向

日本でいちばん大切にしたい会社」という本を読みました。なんでこの本を読んでみようと思ったかと言うと、村上龍氏が推薦しているだとか、多数の新聞社やTV局が取り上げている話題の本だとか、日経やR25でも評判がいいとか、そういう事ではありません。

なんとなく本屋で立ち読みをしてみたら「ドキン」として、思わずレジに走ってしまいました。そこには非常に弊社に近い考え方が書いてあったからです。


この本は、実在する会社の優良な経営内容を紹介するという本です。著者は6000社を超える企業を研究している法政大学の教授ですが、その研究過程で得たひとつの結論が最初に書いてあります。それは、会社には「5人に対する使命と責任がある」というものです。その5人とは「社員とその家族」「外注先、下請企業」「顧客」「地域社会」「株主」の事です。

会社と言うものは「業績」よりも「継続」をする事が大事という視点で得た結論のようですが、その結論に思わず唸ってしまいました。優先順序なども含めて弊社とほぼ同じ考え方だったからです。やはり経営の方向性は間違っていなかったと確信しました。

紙面の90%は実際の企業の実践的な経営の紹介になっていますが、そのどれもこれもが素晴らしい内容でした。というか、上記を実証している会社を紹介しているだけなのですが、思わず涙がボロボロ出てしまいました。タイトルの「日本でいちばん大切にしたい会社」に嘘偽りはありません。心を打つ、胸にしみる話ばかりです。

弊社の目指すべき姿をそこに垣間見ました。方向性こそ理解していたものの最終的な目標地点を見つけられなかったのですが、これこそが目指したい目標地点であったと腑に落ちました。人々を感動させる、その会社で働いている事を誇りに思える会社を目指していきたいと思います。





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