トップ >> リース商法には注意 >> ホームページリース商法とは

2009年05月11日

●ホームページリース商法とは

先日ある方とホームページリース商法についての話になりました。最近かなり流行ってるみたいですね。ホームページ作成のリース契約。以前に「リースは要注意」という記事でも少し書きましたが、基本的にホームページ作成でリース契約を結ぶ必要性は感じません。それどころか、リース契約と聞いた時点でまず「怪しい」と思うべきです。

ホームページリース商法とは、ホームページの作成をリースで契約させ、契約締結後は何もしなかったり、契約の時に約束(だいたいが営業時の口約束です)した事を守らなかったりする、「ホームページ詐欺」と言っても過言ではない手法です。実際の所は3者契約となりますのでリース会社との契約になります。つまり、作成会社が何もしなくても、契約不履行だと訴えても、自身の契約自体はリース会社との契約ですので解除できません。裁判に訴えても負ける人が多いようです。(こういうものは集団訴訟しないと難しいです。)


そもそもホームページ作成はリースできません。リースとは対象物をリース会社から借り、期間が終了したら返却する事が前提ですので、形の無いものはリースの対象外となります。当然、ホームページ作成費は労働の対価と考えられますのでリースできません。

ではどのような形でリース契約させるかと言いますと、だいたいが「パソコン」などの有形物とのセット販売になります。「このパソコンの中にホームページを簡単に作成できるソフトを組み込みます」とか「パソコンは差し上げますので使って下さい」などもっともらしい事を言いつつ、実際はパソコンのリース契約となっているのです。(10万以下のパソコンが300万くらいのリース契約になるのですからおかしな話です。)

又リースだと言う事を告げない業者もあります。月々の支払金額だけ提示して(だいたいが月々3万〜5万という金額を提示するようです)、総額を提示せずうまくごまかすケースもあるようです。リース契約の場合は原則途中解約ができませんので、特に注意が必要です。


さて、そんな「ホームページリース商法」ですが、まだまだ取り締まりが甘いのが現状です。(このような企業の中には上場している企業もあります。)国会でも問題になっているようですので、そのうちなんらかの対策はされると思いますが…。

WEB業界にいるとそんな会社の実名が多数耳に入ってきます。このような詐欺的な会社は本当に多いので全てを把握する事はできませんが、弊社のメンバーページでは実名も公開しておりますので、契約メンバー様は是非ご覧頂き、お知り合いの方などに営業電話などがかかってきましたら注意するように教えてあげて下さい。

尚、実際に被害にあった人のために「ホームページリース利用者協議会」というものもできたようです。こちらも一読されるとよろしいかと思います。





この情報は役に立ちましたか?  

お役に立ちましたら「はい」をクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


<< 前の記事(規格外の思考) 次の記事(Google+サーチウィキ)>>

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.folksworks.com/blog.folksworks.com/mt/mt-tb.cgi/1447

コメントする