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2009年03月21日

●天地人

先日の石田前市長と弊社のお客様との対談の中でも少し話が出ていましたが、今NHKで「天地人」とう大河ドラマをやっていますね。「天地人」とは上杉謙信の談話から取られた言葉のようですが、その話は以下のようなものです。

「天の時、地の利に叶い、人の和とも整いたる大将というは、和漢両朝上古にだも聞こえず。いわんや、末代なお有るべしとも覚えず。もっとも、この三事整うにおいては、弓矢も起こるべからず、敵対する者もなし。」(北越軍談 謙信公語類)


要は「天運があり、地の利も良く、人に恵まれている大将だったら戦は起こらないし敵対する人もいない」というような事を言っているのですが、実はこれ孟子の教えからの引用と言われています。

孟子の有名な言葉に「天の時は地の利に如しかず、地の利は人の和に如かず」というものがあります。これは、事を成し遂げるには「天の時」「地の利」「人の和」という3つの条件が必要だという事を意味していますが、「天の時」を得ても「地の利」が無ければ成し遂げられず、「地の利」を得ても「人の和」が無ければ成し遂げられないという事を説いています。

確かにその通りですね。会社経営でも商売でも何でもそうなんですが、一番大切なのは「人」です。何事も最後はやはり「人」なんです。「天の時」は自分ではいかんともしがたいものがあります。(天運を見極める目は必要ですけどね。)「地の利」は財力に頼らざるを得ない場合も多いです。(ネット全盛の今、関係ないかもしれませんが…。)

でも「人の和」は自分の意識次第でなんとかできるのです。人は他の人の助け無しでは生きていけません。その事を良く理解し、「人の和」を一番大事にしていく事が大切ですね。





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