トップ >> 経営者に必要な事 >>

2008年05月29日

●器

先日、お伺いしたお客様と「今どきの若者は海外に出て行く事を嫌がっている」という話になりました。なんとなく納得できます。若者に限らず、最近はみんな自分のテリトリー以外に出たがらないんですよね。それが究極に発展した形が引きこもりなのかもしれませんね。

でもやはり、人生のある一時期を海外という異環境に身を置いて生活した人というのは、考え方(思考能力)が変わってくると思います。だからこそ、チャンスがあればどんどん出て行くべきなのに、今の若い人はそのチャンスを捨ててしまっているんですね…もったいない。


もし、今僕がその立場であれば喜んで海外に行きます。というか、数年住みたいです。いや、正直言うと知らない土地というのは僕も苦手ですし、想定外の環境というのは不安ですよ。でも、こういった環境というのは、きっと自分自身にかなりの変革をもたらせてくれると思うんです。

例えその時、トップが不在する事によって会社の成長を一時的に止めたとしても、帰って再開してからの成長スピードは以前とは全く違うものになると思いますし、会社の考え方というか方向性も違ったものになると思います。

会社はトップの「器」以上には大きくなりません。その器に限界があっては、当然成長にも限界があります。そこでキーになるのが、自分の周囲以外の世界を感じ、自分以外の価値観を受け入れる「心」ではないかと思っています。

海外に限らず身近な異環境に身を置く事はすぐにでも出来ますし、刺激になります。自分が全てではなく、色々なものを受け入れることの出来る「器のでかい」人間になりたいですね。





この情報は役に立ちましたか?  

お役に立ちましたら「はい」をクリックしてランキングへのご協力をお願いします。


<< 前の記事(グルメ記事) 次の記事(メンタルブロック)>>

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.folksworks.com/blog.folksworks.com/mt/mt-tb.cgi/1103

コメントする