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2008年02月05日

●YahooとMicrosoft

MicrosoftがYahooの買収を発表しましたね。今までに数回このような話はあり、その度に尻すぼみになっていたので、今回もそうかなと思っていたのですがどうも違うようです。今回、Microsoftは「本気」でYahooの買収に動いているようです。

原因はいくつかあると思います。MSNの衰退が激しいので、それに変わる検索エンジンを手に入れたいってのもあるでしょうね。…というか。Microsoftがまだ検索エンジンに力を入れる意欲があった事にも驚きです。

まぁMicrosoftらしい一番簡単な方法を用いてきましたけどね。金と力がある人はそれらを使って完成されたビジネスモデルを買うのが、一番手っ取り早く一番安上がりなのです。(独占禁止法とかの問題は残りますけどね。)


では、何故このタイミングでかというと、おそらくサブプライム問題のせいではないかと。この問題のせいでIT関連株はのきなみ株価を下げています。YahooもGoogleもです。だから、買収をたくらむのなら今が買いでしょうし、市場価格に上乗せした価格を提示されたら手放す人も多いのではないでしょうか?Microsoftも同様に株価を下げてんじゃないの?って思うかもしれませんが、やはりソフトという実態があるものを持っている企業は強いようです。

今回もし、この買収が実現すると検索エンジン業界マップは又大きく変わってきます。Yahooのアルゴリズムも変わる可能性がありますね。もしかしたら流れも大きく変わるかもしれません。

今、Yahooが成功しているのは日本だけです。検索というカテゴリを世界的な視点で見てみると、YahooはGoogleに大きく差をつけられています。なので、今までは米YahooがYahooを牽引していたのですが、もしかしたら唯一の成功例である日YahooがYahooを牽引していく日もやってくるのかもしれません。

ただ、Microsoftが本気で検索業界の征服を目指すつもりなら、Googleを買収するのが一番なんですけどね…。あくまでGoogleは敵という認識なのかな?まぁGoogleもYahooを支援する方向に乗り出しているようですけど。(当然といえば当然ですね。)

先日書いた百度も含めて検索エンジン業界はまだまだ熱いようです。





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