●聞きだす能力
お客様相手の商売では「聞きだす能力」というものが重要視されます。お客様の要望を聞きだし、何を欲しがっているか、何を望んでいるかを瞬時に判断しなくてはいけません。そのためには「聞く」という行為が非常に大切になります。
実はこれはホームページ作成でも同じでして、それこそ根掘り葉掘り色々な事を聞きだし、その人の人と成りを把握し、商品や会社の事などを完全に理解しなくてはいけません。そうしなければ、何が「売り」になって、どういう戦略を用いるのがベストかが判断できないからです。
特に家具造りや建築など、もちろんホームページ作成もそうなんですが、お客様の要望を叶える商売、お客様の想いを形にする仕事の場合は、とことんまで突き詰めて色々な事を聞きださなくてはその人の想いを形に出来ません。その人を完全に把握していない状態で、その人の一番いいものが提案できるわけが無いんです。
関係ないと思われるような事でも何かに関係してきます。だからとにかく「聞いて」下さい。でも、ただ単に質問を並べるだけでは意味はありません。答えやすい質問から自分の聞きたい質問へと導き、聞きだす能力が必要になります。
問いかけはより具体的にした方が良いでしょう。話す人が頭の中でイメージできるような質問をすると答えやすいんです。単純な事でも、掘り下げて聞いていくと実は答える事は沢山あります。そして、質問はより細かく細分化した方が答える方も答えやすいんです。
これは営業の話術ですね。だから、どんな仕事でも「営業」という職業を一度は経験しておくといいんです。コミュニケーション能力が高まりますから。（もちろん僕も経験しています。）ただこの能力は、意識してお客様に接していると高まっていきますので、別に営業じゃなくても能力を磨く事はできます。
まずは、自分（会社や商品）の事ばかり話さずに、「聞く」事を優先してみて下さい。その人が何を求めているかが見えてくると思います。
| << 前の記事（いつかは交わる縁） | 次の記事（太い柱より細い柱）>> |