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2007年07月24日

●成蹊

田中真紀子さんが安部首相の出ている成蹊大学を暗に見下しながら批判したようですが、政党もしくは政敵同士の批判合戦は見ていて見苦しいですね。ネガティブな要素しか無いというか…。自民党も民主党もその辺をよく考えて欲しいですね。まるで子どものけんかのようです。

人を批判する事よりも、自分がどれだけ民のために動けるのかをアピールした方がいいのでは?人の批判に終始していては結局人からも批判されて終わってしまいます。それよりはこの先自分がどう動くのかをポジティブに示した方が、聞いている方も気持ちが良いのではないでしょうか?


ところで、成蹊大学の「成蹊」って司馬遷の史記から採られたのをご存知でしょうか?史記の一節に「桃李不言下自成蹊」(桃李ものいはざれども下おのづから蹊を成す)とあるのですが、どうもそこから採られたようですね。

「桃李不言下自成蹊」がどういう意味かと言うと…桃李というのは桃と李(すもも)を指します。桃や李はしゃべらないが美しい花を咲かせます。すると人々は美しい花を見るために自然とその下に集まってきて、やがてそこに小道(蹊)ができる…という事を示唆しているようです。つまり、徳の高い人やすばらしい人物の下には、その徳を慕って自然に人が集まってくる事を例えているのです。

安部首相には是非この言葉の意味をもう一度考えてもらいたいものです。「美しい国」よりもまず自分が「美しい人」になる事ですね。そうすれば「美しい人」が寄って来て「美しい民」も集まり、自然と「美しい国」が出来上がるのではないでしょうか…。





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