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2007年06月27日

●言霊

今日の夕方のニュースでZARDの坂井泉水さんを偲ぶ会のニュースをやっていました。そこで、坂井さんの歌には勇気付けられたと言う人が沢山出ていましたが、歌に勇気付けられる事ってありますよね。僕も経験があります。

でもこれって、実際には歌ではなく歌詞に勇気付けられているのです。メロディーじゃなく言葉って事ですね。


説得力のある言葉には力が宿るのです。心から想って口にする言葉には魂が宿るのです。真実を語る言葉には逆らう事のできない説得力があるのです。…すなわちそれが「言霊」。

本気で発する言葉には「言霊」が宿ります。言霊には人を元気付けたり勇気付けたりする力があります。気持ちや考えを動かす力があるんです。

古来より言葉には力が宿るとされていました。それこそ言葉のない時代…テレパシーやジェスチャーのようなもので意志の疎通を図っていたとされる時代には、口に出す「モノ」に命が宿るとされていました。「言葉」にする事によって、そこにはなんらかの力が存在したのです。今でも、祝詞やお経などはその名残なのかもしれません。

「話す」事が一般化してしまった現在では「言葉」が陳腐化してしまっています。でも本当は「言葉」って大切なものであり、重要なものなんです。それこそ汚い言葉は使うものではありませんし、口にした瞬間にその言葉に命が宿る事をよく理解すべきです。そうすれば不用意な発言はなくなるし、悪意を持った発言もしなくなる事でしょう。

言葉には「力」が宿ります。それが良い事にしろ悪い事にしろ、言葉にはそういう力があると認識すべきです。人を良い方向に導くのも、悪い方向に導くのも言葉次第なんです。あなたが発しているのは「言葉」ではなく「言霊」です。忘れないで下さいね。





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