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2007年06月06日

●1文字の恐怖

先日、とあるシステム障害の原因が1文字のプログラムミスだったという記事を読みましたが、身を持って体験してしまいました…。

納品予定のプログラムを見直していたんですが、どうも動きが変なんです。ただ現象が出たり出なかったりで、コーディング的にもおかしな箇所は見つからず、原因追求が難しかったんですね。こりゃもしかしたら言語の仕様かもしれないと思い、違う言語で新しくプログラムを組み直そうとしていたんですが、移植準備をしていたら偶然怪しい箇所を発見…1文字でした。


1文字だからわかりにくかったなんて言い訳はしません。1文字でもおかしければ狂うのがプログラムであり、コンピューターです。コンピューターは人間の組んだプログラムを忠実に実行しているに過ぎません。バグというものは人的な問題なのです。

結果今回は納品前に不具合を発見できましたが、細かいチェックが行き届かないような大規模なプログラムだと、納品後に不具合が出てシステム障害にまで発展するんでしょうね。怖っ!

プログラミングの世界では、ブラックボックステスト、ホワイトボックステスト、トップダウンテスト、ボトムアップテスト、レグレッションテスト等、様々な検証テストを行い何回もチェックを重ねてから出荷します。それでも不具合は出てしまったりするんですけどね…。

テストを行う事により完璧になるとは言いませんが、完璧に近づける事はできます。そしてこここそが一番手を抜いてはいけない箇所であると思います。検証→バグフィックス…顧客満足度を追求するためにはこの工程が大切なのです。(もちろんこれだけじゃないですが…。)

今回のプログラミングは小規模のものでしたが、なんとか納品前に不具合を発見できてよかったです。ちなみに今月はもう1件中規模のプログラミングを抱えています。お客様の下で不具合の出ないよう、検証テストを重ねていきたいと思います。





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