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2006年06月13日

●起業は棘の道

立教大の調査によると、ライブドア事件後も大学生の起業意欲は落ちていないようです。実に4人に1人は卒業後に起業を考えている様子。しかも尊敬する起業家の第4位には堀江貴文被告がランクインしています。

これはちょっと危険な兆候では?…と。個人的にはホリエモンは好きですよ。でも彼は罪を犯した…そして罪を軽く見ている節がある。これは学生も同じです。堀江貴文被告が犯した罪の大きさを認識していないとも言えます。

村上ファンド事件も同じですね。学生たちはそれほど大きな問題に捉えていないような気がします。ライブドア事件にも通ずる事ですが「楽に儲けよう」という風潮が非常に蔓延しているような気がします。


これは危険な事ですね。IT社会と言うのが背景にありますが、簡単にお金が儲けられる時代になっちゃったんですね。…勘違いしないで欲しいのは、楽にお金が儲けられる道なんて無いって事です。基本がわかっていなければ、少し稼ぐことができてもそれは単なる一時的な勝利に終わるのがほとんどです。

アフィリエイトや情報起業などを始めたい、ほかっておくだけで楽に儲ける事ができるのでは?と考えている人もいるかもしれませんが、基本がわかっていなければ何をやっても同じです。継続的な収入にはなりません。

煽り文句に乗せられてはいけないのです。楽な道なんて無いのです。逆に本筋を理解していれば何をやってもうまくいくのです。アフィリエイトや情報起業などをやるなとは言いません。複数の柱のうちの一つとしてなら良いでしょう。ただ決してメインの柱にはなり得ません。

だいいち、例えほったらかしで稼げるようになったとしても、それは楽しい人生でしょうか?多分人間的な成長はそこで止まるでしょう。そして一番の問題は、そういった収入は一時的なものであって絶対に「続かない」って事です。しかも、一度楽な道を覚えてしまったら元の道には戻れません。

お金が全てではありません。もちろんお金は大切ですよ。でもそれを人生の目的にしてしまっては寂しいじゃないですか。人生ってもっとワクワクするもんでしょ?いや、楽しまなきゃ損でしょ?

ワクワクする道、自分の道を歩こうと思ったら起業は近道です。だからそれにあこがれる人が多いのも分かります…でも、起業ってそんなに甘いもんじゃないですよ。起業するだけなら誰でもできます。問題は続ける事ができるかどうかなのです。

統計的には、10年後に会社が残っている確立はわずか1%だそうです。あなたは起業して10年後に生き残っている自信がありますか?起業にあこがれるのは自由ですが、その道を選択するのであれば相当の「覚悟」が必要です。





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