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2006年05月07日

●ノウハウとドゥハウ

ノウハウ(Know How)とは知識に基づく方法論の事です。対してドゥハウ(Do How)とは実践的な方法論の事です。どちらが重要かといえば言うまでも無くドゥハウです。

ノウハウってのは結局は他人の経験なわけです。大切なのはあなたの経験。いくら本を読んでノウハウを身につけたとしても、それは机上の空論に過ぎません。それよりもあなたが実際に行動したほんの些細な事の方がはるかに役立つ場合もあります。

どれだけ知識を増やしてもどれだけノウハウを吸収しても、それはビジネスの世界ではあまり通用しません。大切なのはあなたの「実践」です。


ビジネスの世界では臨機応変に対応する事が大切です。そして先を見通す力も必要。これらを養うためには実践的な経験が欠かせません。自分自身が試行錯誤を繰り返す事が大切なんです。結果失敗したとしてもその「過程」が経験となり智慧となります。そして、それは必ず「次」に生かされます。

目標を掲げる場合にも経験は重要視されます。目標はある程度段階に分けて明確化していく必要がありますが、ノウハウを基にした目標の明確化は「明確化」ではなく、あくまで「期待」でしかありません。自らの経験を生かし目標を定める事によって目標は「明確化」されていきます。夢と目標の区別をしっかりとつける事も大切ですね。

いずれにしても、重要なのは他人の実践でなく自分の実践です。どんな小さな経験でもこれに勝る「真実」はありません。そして人間は自らが体験した事以外に真実を語る事は出来ません。

あなたはノウハウを頼りに動いていますか?ドゥハウを大切にしていますか?…この差は後々大きな差となって表れます。あなた自身の経験を大切にするようにして下さいね。





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