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2006年03月10日

●腑に落とす

ホームページもチラシもDMも、集客するためには惹き付けるキャッチコピー読ませるライティングが必要不可欠です。特に重要なのが文章。でも文章を書くのが苦手な人って多いですよね。

そこで少し基本の文章構成術をご紹介。文章の書き方には色々ありますが基本は「起承転結」です。でも文章を構成する場合には「起転結」や「起結」を用いる場合も多いです。何故なら読みやすいしい理解させやすいから。

「起転結」はサンドイッチ型と呼ばれる事もありますが、「起転結」も「起結」も最後に一番言いたい事を持ってくるのがポイント。人は最後に言われた事を強烈に記憶するのです。その前段階にレバレッジが効いていればいるほど効果を発揮します。


「起転結」は「メリット-デメリット-メリット」とサンドイッチ型に挟むケースがほとんどです。最初に商品やサービスの良い事を述べる。次にあえて反対意見やデメリットを述べる。最後に最もアピールしたい事を述べる。このように悪い事を良い事で挟む事によってレバレッジを効かせます。

何事もウソはいけませんので少々の悪い事も正直に書く必要があります。特に最近ではあえて書くケースが増えてますね。でも少々悪い事が書いてあっても最後にお客様の大きなメリットが提示してあれば、それはそれほど気にならないのです。逆に悪い事も正直に書いている裏表の無い会社と捉えられる確率が高いです。つまり悪い事を正直に書こうと思ったら良い事で挟んであげればいいのです。

「起結」も同じ。「デメリット-メリット」と述べるようにします。絶対に間違っていけないのは「メリット-デメリット」としたり、「デメリット-メリット-デメリット」としてしまう事。最後は絶対にデメリットで終わってはいけません。ましてやメリットをデメリットで挟むなんてナンセンスです。悪い印象が倍増します。

最後に最もアピールしたい事を持ってくるという事は、その前の文章は腑に落とすための導入部でしかありません。前の文章(起転)があるから最後(結)が生きるんですね。だから「起転」も大事なんですが、最終的に「結」を納得させる導入部分でしかないという事を忘れないようにしましょう。どこもかしこも主張しすぎてしまうと全体がぼやけてしまいます。

売れるホームページ、集客できるチラシ、反応のあるDM…何を作るにしても文章は重要です。もちろんそれだけではないですけどね。そして文章ひとつとっても訴求方法はいくつでもあります。技におぼれてはいけませんが王道はあります。今回はその中のひとつ基礎的な構成術をご紹介しました。





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