トップ >> 経営者に必要な事 >> 安易な参入はするべきか?

2006年01月20日

●安易な参入はするべきか?

僕らの業界もそうですが、「安易な参入」をしてくる人がどこの業界にもいます。自分にも出来ると思っちゃうんですね。自社の可能性を探るのはいい事なのですが、参入自体はよく検討してからの方がいいです。

何故かと言いますと「安易な参入」は最終的には自社の評判を落とす事になりかねないからです。そして、それは本業の障害にもなりえるのです。

お客様にとって「不快な感情」が湧き上がるような事が1回でもあると、その事業だけでなく会社そのものの信頼を失ってしまいます。そして、一度失った信頼を回復させるためには相当な努力と時間が必要になります。


この場合の「不快な感情」とは、疑いを抱かせるような事態も含まれます。安易に参入するという事はその道のプロではありません。つまりはどうしても「その道のプロ」よりは劣ります。しかしお客様が求めるのは「プロ並み」の技術であり知識。それに応える事が出来ないのですから「不快な感情」が沸き起こる確率は高い。

例えあなたの前でその感情を出さないにしてもです。…というか、直接言われない方が怖い。お客様はそういう鬱憤を人に話す事によって解消するからです。つまりはあなたの悪評がクチコミになるのです。

ビジネスを続けて行くためには、事業を拡大する事や複数の柱を持つ事は大切。でも、不十分なサービスを提供するくらいなら、それはやらない方がいいです。やるからには「プロ並み」の技術と知識と誇りを持って臨むべき。

なんでもかんでもできると思って安易な参入はしない事ですね。やるからには十分な前準備と検討が必要。簡単そうに見える事でも奥は深いのが、ビジネスであり人生なのです。

目先の利益に溺れて自社の評判を落とさないようにして下さいね。





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コメント

FolksWorks高橋さん。

お褒めのコトバ、嬉しいです。

こうして読んでいただけると、益々ヤルキになっちゃいますね〜。

ポチ!押させていただきました。

またきますね〜。

初心者オヤジ。 さんの、的確に物事を見抜く目には脱帽です。記事更新楽しみにしてますね。

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