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2005年10月28日

●経済的収入と心理的収入

ビジネスをしていると経済的収入と心理的収入というものが発生します。経済的収入とはいわゆる「対価」の事。仕事をしてそれに対する報酬ですね。

では、心理的収入とは何か?…これは「認められる」「感謝される」という事です。

ビジネスを継続していく上でこの両者は欠かせません。どちらか一方ではダメです。経済的収入と心理的収入のどちらが重要という事でもありません。どちらも重要なんです。

経済的収入は「水」で心理的収入は「パン」と考えると分かりやすいかもしれませんね。「水」がなければ人間は生きていけません。「パン」があれば「水」無しよりは長く生きられますがそれは少し長く生きられるだけです。生きるためには「水」も「パン」も両方とも必要なんです。

つまり、どちらかひとつだけではビジネスは継続しないのです。


経済的収入がなければもちろん生活できませんが、心理的収入がなければモチベーションも上がりません。伸びている会社というのは、経済的収入だけでなく心理的収入もたくさん得ているような気がします。

実はこれは会社とお客様の関係だけでなく、社長と従業員の関係にも当てはまります。「褒めて伸ばす」でも同じような事を言っていますが、スタッフは経済的収入だけでは満足しません。文句は言わなくても仕事に対するヤル気が違うでしょう。「認めて」「褒める」事によって心理的収入を得るのです。

経営者は経済的収入ももちろん大事ですが、心理的収入を得る事を忘れないようにしたいものです。





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