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2005年08月19日

●小切手の換金

弊社は基本的に現金取引ですが、今回長いお付き合いのお客様から小切手で支払いを受けました。小切手の換金は初めてでしたが意外と簡単ですね。(換金する手間はありますが…。)記帳も現金と同じ扱いでよさそうです。

後々忘れないためと他の起業家の方への情報提供という事で、簡単に書き記します。


まず、小切手には線引き小切手と通常の小切手があります。

更に詳しく分けると、持参人払小切手、記名式小切手、指図式小切手とあるのですが、ここではもっとも一般に出回っている持参人払小切手で説明します。(持参人払小切手とは、要は誰でも換金でき、小切手に「この小切手と引き換えに持参人へお支払い下さい」という一文のあるものです。)


線引き小切手と通常の小切手との違いは、右上あたりに二重線が引いてあるかないかです。場合によっては二重線の中に「銀行渡り」「Bank」と書かれたものもありますが、二重線が引いてあるものは全て線引き小切手になります。

線引き小切手と通常の小切手の違いは、振出人の裏書(裏面に署名)がいるかいらないかだけと思っておけば簡単です。

小切手を現金化するには「支払い地」というところに書かれた振り出し先の銀行に持参するのですが、系列支店では現金化できないようです。(線引き小切手じゃない通常の小切手で、現金化じゃなく通帳への振込みなら系列の支店でも可能です。)

そして、現金化するにあたっては以下の裏書(署名)が必要です。
・線引き小切手…振出人の住所、氏名と届出してある印鑑 + 受取人の氏名(会社名も)
・通常の小切手…受取人の氏名(会社名も)

又、小切手には呈示期間というものがあり、振出日から10日以内に換金しなければいけません。意外と短いので注意が必要です。

その銀行の通帳があれば近くの系列支店でも事足りますが、通帳が無い、もしくは現金化したいとなると、支払い地に記された銀行まで行かなければいけません。ただ、地元の銀行(支店)とお付き合いをしているお客様が多いと思いますので、そんなに遠くは無いと思います。


あと、注意しなくてはいけないのは、小切手と手形は違うという事です。手形は不渡りの可能性がありますので、できれば受け取らないのがベストですね。

※ 銀行、信金ごとに微妙な違いがあるかもしれませんので、詳しくは支払い地に書かれた銀行にお尋ね下さい。





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