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2005年07月22日

●記憶の欲求

学生時代はそうでもないと思いますが、社会人になり特に30歳を超えると「勉強したい」「学習したい」と言う欲求が湧いてきます。大学時代にもっと勉強しておけばよかったなと思ったり、今になって高校の教科書が面白い読み物に思えたりもします。

当時は勉強なんて嫌で嫌で仕方が無かったものが不思議ですね。勉強や学習が自分を高めるものという事にやっと気がついたのかも知れません。

特に自分で事業を行う場合には日々の勉強が欠かせません。でも不思議とコレが楽しいんですね。経営、経理、マーケティング等、事業に必要な勉強だけでなく、もっと広く大局的に判断できる広い視野を養う事も大切です。そのためには人間的に成長しないといけません。

かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉に以下のような言葉があるそうです。

「食欲なくして食べることが健康に害あるがごとく、欲望をともなわない勉強は、記憶を損ない、記憶したことを保存しない。」


確かに納得です。学生時代は欲望を伴わない勉強だったと思います。だから興味のある事以外は覚えていないし勉強自体が楽しくありませんでした。でも今は勉強したい欲求でいっぱいです。だから吸収も早いんですね。

人生時計って知ってますか?人生を24時間に例えたものですが、もし一生を72歳だとすると、朝8時が24歳、午前10時が30歳、正午で36歳、45歳だと午後3時です。時間(人生)は有限です。どんな使い方をしても時間は刻一刻と過ぎていきます。

あなたは今何時の位置にいるのでしょう?ちなみに僕はまだ朝10時を過ぎたところですが、まだまだできる事はたくさんありそうです。

人生時計は色々な事を教えてくれます。日が高く昇っている間に何をしておきたいか?日が西に傾き始めた頃には、温まった地面の熱を利用して何をするべきか?星空でしか出来ない事を昼間にしていないか?等々…。自分の人生を見つめ直すのにも、これからの人生設計にも役立ちます。

人の一生なんて全てを学ぶには短すぎます。だからこそ常に求め、探し、考えるのだと思います。学ぶ欲求のある限り学び続けていきたいと思います。





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